「寝不足の人」が太りやすくなる3つのワケ その脂肪、睡眠不足が原因かもしれません

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ちなみに成長ホルモンは空腹時に分泌されやすいので、夕食はできれば寝る2~3時間前にとっておくのが理想的。少なくとも、「お腹いっぱいで寝る」ことは避けましょう。

以上、寝不足の不利益をまとめると、「目に見える」太るスパイラルでは、食欲をコントロールすることが難しくなったり、運動量が減ったりします。「目に見えない」太るスパイラルでは、成長ホルモンの分泌量が少なくなることにより、基礎代謝量が減って太りやすくなります。具体的に想定される寝不足の人の体形は、筋肉がつきにくく、脂肪たっぷりのメタボ体形です。

太りにくい体をつくる睡眠時間は?

それでは、何時間寝たら太りにくくなるのでしょうか? 残念ながら「定説」はまだありませんが、ハーバード公衆衛生大学院が「7~8時間寝ている人に比べて、少ない睡眠時間の人は、より肥満になるリスクが高いというデータが多数ある」と公式に発表しています。

ちなみにウィスコンシン大学の2004年の論文では、7.7時間(7時間42分)の睡眠時間が一番太りにくいとピンポイントで結論づけています。いずれにしても、「7~8時間」がダイエットのベストな睡眠時間というのが今のところ研究者たちの大方の見方であり、また逆に「5時間以下の睡眠時間は、太りやすくなる」「寝すぎも太る」という実験データも多数あるので、やせたい人はまず、「5時間以下の睡眠時間」と「寝すぎ」を積極的に避けるところから始めてみてはいかがでしょうか。

またもし体験上、7~8時間の睡眠時間だと逆に体重が増えやすいという方、または7~8時間からさらに自分に合った時間数に絞ってみたいという方は、眠気が少なく、過度の食欲がわきにくく、軽快に動ける「自分だけの時間」を割り出してみてください。

ちなみに冒頭で、寝不足だと1日の後半に「ラーメン、ポテトチップスなどのスナック類、クッキー、チョコやアイスなど甘い物」が食べたくなりませんか?と書きましたが、寝不足の時は、糖質を取りたくなることが医学的にわかっています。

また糖質を取ると癒やしホルモンの「セロトニン」が脳内に分泌され、不眠によるストレスやイライラを緩和させてくれます。一言で言うと、「気分が良くなる」のです。これはいわゆる爆食いのあとの「高揚感」ですね。この「高揚感」を感じたら、寝不足で「デブ・スパイラル」に入っているかもしれないことを思い出してくださいね。

西川 ユカコ 昭和西川副社長、睡眠サービスコンソーシアム理事

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にしかわ ゆかこ / Yukako Nishikawa

睡眠サービスコンソーシアム理事、睡眠改善インストラクター、温泉入浴指導員、セロトニントレーナー。学習院大学卒業後、「ヴァンテーヌ」「25ans」「婦人画報」の編集者としてハースト婦人画報社に10年間勤務。現在は家業である昭和西川の代表取締役副社長を務め、また睡眠研究家として「ミス日本」ファイナリスト勉強会や「NHK文化センター」青山教室などで睡眠講義を行う。科学的データを参考にしながら、日中にパフォーマンスUPするための快眠法を日々研究中で、2020年4月にその全メソッドを公開する著書『最強の睡眠』を上梓。同年3月より、「睡眠サービスコンソーシアム」の理事も務める。

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