モノ作りギーク野郎の作る”ネオ車いす”

日産→中国→世界放浪……スタートアップ!!

IT・ネットの業界に限らず、若くて元気な起業家達が、「スタートアッパー」として世間で注目を集めている。この流れを象徴するひとりが、仲暁子氏だ。ゴールドマン・サックスに入社した後、Facebook Japanに初期メンバーとして参加。その後、Facebookを活用したソーシャルリクルーティングサービス『Wantedly』を展開。大企業→スタートアップとキャリアを進めた仲氏が注目のスタートアッパーと対談するのが本連載。彼らはどのような価値観を持って、起業へと踏み切ったのだろうか。知られていないホンネを探る。
第1回目は「Gunosy」の福島良典氏が登場。続く、二人目は、次世代パーソナルモビリティ「WHILL」を開発する株式会社WHILLの代表であり、デザイナーの杉江理さん。「WHILL」は、車椅子に装 着するだけで、時速20㎞までの加速が可能になる。2011年東京モーターショーで発表されたコンセプトモデルは、大きな反響を呼び、米国市場に向けて量 産化モデルの開発が進んでいる。

モノづくりギーク野郎の集まりです

:一風変わったオフィスですね。サンドバックもある!

杉江:学生時代、ボクシング部だったんですよ。空手をやっていたメンバーも何人かいるので、ストレス解消に置いてます。でも意外と安くて、1万円くらいです。うちの会社は男所帯ですね。部屋、臭くないですか?

:全然、臭くないですよ(笑)。創業メンバーは日産出身の杉江さんのほかに、ソニーやオリンパスなどの大手メーカーの出身者が多いですよね。どうやってお互い知り合ったんですか?

杉江:中学校の友だちつながりですよ。彼の大学の友達とか。ずっと仲良くて、会社はバラバラだけどなにかを作るのがみんな好き。まあモノづくりギークの集まりですよね。あ、あとサンドバックあるけど、全然、体育会系っぽくはないです。

:ハハハ、今回はモノづくりということで、楽しみにしていました。ではさっそくWHILLのサービスと杉江さんについて教えていただけますか?

杉江:はい、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」ということをミッションに、パーソナルモビリティを作っています。今は『WHILL』の量産モデルを開発している段階です。アメリカからのコンタクトが多かった、あとはユーザー(マーケット)がそもそも多いので、アメリカでまず販売する計画で進めています。開発に関しては日本のクオリティが高くて、コストもアメリカに比べて安いので、最初のロット制作は日本で、販売はアメリカで行います。

僕自身は、もともと日産自動車のテクニカルセンターというところにいて、車のデザイン開発に携わっていました。そのあと日産自動車を辞めて、3年間海外を転々としました。最初は中国で日本語の教師を1年していました。

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