運転がうまくなりたいならこの「基本」を知れ ベンツのドライビング教室で学んだコツ5選

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最初のレッスンは、「フルブレーキング&目標ブレーキ」。まずフルブレーキングは、60km/hまで加速したところで、とにかく強くブレーキを踏む練習。インストラクターの「床が抜けるくらい強く踏んで!」のアドバイスに従ってガツンと踏むと、想像していた停止ポイントより遙かに手前でびたっと止まった。ABSが作動し、クルマが停車するとハザードランプが自動的に点滅し、後続車にも注意を促して追突を回避する。

こんなに強くブレーキを踏むことは一般道では滅多にないはず。普通に街を走っているメルセデス・ベンツ CLA 250 SPORT 4MATICにも、これほど強力なブレーキ性能が与えられているのか……、と感心する。これからは、何かあったら床が抜けるくらい強くブレーキを踏めばいいと思えたことと、自信を持って強いブレーキが踏めるようになったことは大きな収穫である。

続いての目標ブレーキは、やはり60km/hから狙った場所に停止させるメニュー。今度は、ブレーキを踏む力加減を微妙にコントロールする必要がある。ただし、踏み加減を調節できるのも、フルブレーキングでどれくらい止まるかが体験できたからこそ。

心得その1は、「安全な場所で、一度は床が抜けるくらいの強いブレーキを踏むべし」である。

スムーズに走るには遠くを見よ

続いて、「スラローム」と「コーナリング」を体験。スラロームは、何本ものパイロンの間を縫うように走るレッスン、コーナリングはいくつか連続するコーナーをスムーズに駆け抜けるコツをつかむレッスンだ。

「コーナリング」のレッスンでは、チーフインストラクターを務めたモータージャーナリストの河口まなぶさんが“模範演技”を見せた後、各車スタート。車内の無線機が、「81号車(取材班の車両)、2つめのコーナーをもう少し小回りしてください」などと、河口さんのアドバイスを伝える。アドバイスに従って2度、3度とトライするうちに、コーナリングがスムーズになるが、ハッとしたのは「手前じゃなくて、もっと遠くを見て走ってください」というアドバイスだ。

河口さんの言う通り、速くスムーズに走ろうと思えば思うほど、ついつい近くを見てしまう。けれども、それではダメなのだ。遠くを見て走るほうが、はるかにコーナリングラインは滑らかになり、運転もぎくしゃくしなくなる。これは「スラローム」のレッスンでも同じ。

心得その2は、「スムーズに走るには遠くを見よ」である。

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