日経平均は後場崩れ200円超の下落 一時1万4000円回復も先物主導で下げに転じる
33業種中31業種が値下がり
業種別に見ると、東証33業種で値上がりは非鉄金属と石油・石炭製品の2業種のみ。31業種が値下がりした。騰落率ワーストはゴム製品のマイナス3.88%で、以下、建設、情報・通信と続いた。東証1部の値上がり銘柄数は300(全体の17.1%)、値下がり銘柄数は1341(同76.5%)、112銘柄が変わらずだった。
個別に見ると、好業績を好感してネクスト、マーベラスがストップ高。バリューコマースも株式分割と増配を材料に買われた。一方、決算内容が思わしくなかった住友ゴムやTHKなどが値下がり。ファーストリテイリング、ソフトバンクも後場に入って下げに転じた。
手掛かりに乏しく、商いが細る中、相場は為替や先物の動きに大きく左右される展開となっている。日銀金融政策決定会合では、金融政策は現状維持との結果となったが、その後の黒田総裁の記者会見を為替市場がどう受け止めるか。個別物色の動きが強まっているため、引き続き企業決算も注目ポイントだ。
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