日経平均は5日ぶり1万4000円割れ 米株安、円高嫌い先物主導で大幅反落
7日の東京株式市場は大幅に反落した。日経平均株価は前日比576円12銭安の1万3824円94銭で、7月31日以来の1万4000円割れとなった。今年に入ってからは、5月23日の1143円安、6月13日の843円安、5月30日の737円安に続く、4番目の下げ幅だった。TOPIXも38.4ポイント下げて1155.26で引けた。東証1部の出来高は概算で24億2251万株、売買代金は2兆1300億円。
要人の出口発言嫌いNYダウ続落
6日の米国市場ではNYダウが続落して前日比93ドル39セント安の1万5518ドル74セント、ナスダック総合指数も6営業日ぶりに反落して27.18ポイント安の3665.77で終えた。シカゴ連銀のエバンス総裁などハト派も含めた地区連銀総裁が量的緩和の早期縮小に相次いで言及したことが売り材料となった。また、個別株ではIBM株の下落が響いた。
朝方の外国証券経由の売買注文は、売りが1110万株、買いが1370万株で差し引き260万株の買い越しだった。
本日の東京市場では、前日の米株安を受けて、前場から下げて始まった。円相場が1ドル=97円と急伸したことから輸出株の下げが大きかったが、幅広い銘柄が売られた。昼のバスケット取引は約154億円が成立。「やや売り決め優勢」と伝えられた。
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