「平野レミ」を姑に持った妻から見える光景 料理へのこだわりは、やはり尋常ではない
明日香さんがレミさんから最初に教わったのは、食材に対する、こだわり。あの大女優・吉永小百合さんが和田家を訪れたときのこと。レミさんは、おいしい肉料理を出そうと買い物に出かけた。だが、高級な肉を買いに行ったはずが、ふらりと立ち寄った鮮魚店に旬のアジを見つけて、即座に方針転換。小百合さんも「おいしい」と大喜びしてくれたという。
「高いとか良いものより、そのときの旬のもの、美味しそうなものを自分の感じで買うのが大事なんだ、と教わりました」(明日香さん)
平野レミに手料理!?緊張の母の日サプライズ!
5月14日、「母の日」を前にしたこの日、明日香さんはある計画を進めていた。姑のレミさんに、ちょっぴり早い「母の日サプライズ」。これまで、たくさんの人に料理を作り幸せを与え続けてきたレミさんに、今日は自分が料理を作ってもてなしたい、という。
そんな嫁の思いも知らず、お昼ちょうどにレミさんが到着。
「あれ? なんだっていうの? カメラいっぱいじゃない、どうしちゃったの? あーちゃん、どうしちゃったのよ」(レミさん)
着くなり早々、レミ節が炸裂。その時、レミさん、テーブルにそっと飾られるカーネーションに気付いた。
「何これ? 何これ? 何これ? おしゃれ! あ、母の日だ! カーネーション!あら、素敵! シャレたことしてくれるね~! 泣けてくるじゃないの!」(レミさん)
レミさん、ようやく事態を理解したご様子。
「母の日だから、いろいろとおもてなしをしようと思って」(明日香さん)
「よかった、私、お腹減ってるからね、今12時頃でしょ? 空腹がいちばんの調味料!いま食べたら何だっておいしい」(レミさん)
しかし、ただでさえ、嫁が姑に料理を出すのは緊張するもの。結婚当初は「レミさんだけには料理を作りたくない」と思っていたらしい。
それには、こんな理由がある。家族そろって中華料理店に行った時のことだ。みんなが「おいしい」「おいしい」と舌鼓を打つなか、レミさんだけが。
「あら? あら? あらあらあら? 少し塩辛い。塩辛いわよね。ねえ、ちょっとあなた!」(レミさん)
店員を呼び寄せると・・・・・・
「このお料理、ちょっと塩が効きすぎてるみたい。シェフに伝えてよ」と言ったのだ。
「レミさんの舌はプロなので、並大抵のものじゃ満足させられない」(明日香さん)
そんな厳しい舌を持つレミさんに、今回、明日香さんが作った「母の日サプライズメニュー」の1品目は、「ほうれん草のゴマ和え」。実はこの料理には、忘れられない思い出があるという。
今でこそ「食育インストラクター」として活躍する明日香さんだが、夫・率さんと付き合い出した当初は、ほとんど料理をしたことがなかった。明日香さんは、ある日思い切って告白した。
「レミさん、私、料理がまったくできないんです」(明日香さん)
それに対するレミさんの反応は?
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