「クレジット(信用力)分析+ESGという観点から投資していく。環境といったテーマ別の債券投資だけでなく、ファンドを通じた投資も行う」(藤掛寛・クレジット投資部課長)
今回、日生はなぜ債券を中心にESG投資を行うのか。それは同社の国内株式保有がもともと多いことに加え、ESG株式投資が債券より難しいからだ。株式投資の場合は、ESGの評価・点数の高い企業に投資をすれば儲かるわけではない。機関投資家は同じような指標を見ており、特定の銘柄だけに投資が集中してしまう懸念がある。
ESG株式投資について、山本朋弥・財務企画部課長は「収益性を考えれば分散投資が必要であり、ESGをどう実務に落とし込んでいくかが重要」と課題を述べる。こうした点を踏まえて、今後も研究を進めていくという。
ただ債券投資とはいっても、たとえば社債となれば個別企業への評価が必要になる。アクサIMはESG投資に実績があり、ESG調査のために16人の専任者を置く。今回、日生がアクサIMと提携したのはその評価手法を学ぶ狙いもある。
ESG投資にはまだ確立された手法はない。そのような中で、アクサIMはどのような基準でESG投資を行っているのか。今回の日生との提携にあたって、アクサIMの責任投資最高責任者、マット・クリスチャンセン氏に聞いた。
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