選択した項目によって、対応策は異なる。たとえば、「バッテリー、電源、および充電」を選び、「電源が入らない」という症状を選ぶと、「持ち込み修理」が提示される。ここで「今すぐ場所を検索する」をタップすると、iPhoneの修理を受け付けているアップルストアやアップル正規サービスプロバイダーが選択肢として提示される。アップルストアを選択した場合、ジー二アスバーの空き時間を選んで、来店時間を予約することも可能だ。
一方で、即修理が必要でないような症状のときは、アップルのサポートと電話で会話できる。上と同じ「バッテリー、電源、および充電」で「製品が異常に熱い」などを選んだ場合は、選択肢として「今すぐお問い合わせください」か「指定した日時に電話してほしい」という項目が現れる。サポートと会話し、初期化する、特定のアプリを削除するなどしても解決しない場合は、持ち込み修理になるという流れだ。あらかじめ症状を選択しているため、サポートもスムーズになる。
もっとも、電源が入らないようなトラブルだと、サポートアプリをインストールしているiPhone自体が使えないというケースもある。そのため、iPadなどほかのiOSデバイスにも、このアプリをインスールしておくようにしたい。
2.App Storeでのトラブルにも対応
サポートアプリは、iPhone本体のトラブルだけでなく、App StoreやiTunes Storeで購入したアプリや音楽、映画などに何らかの不具合があったときにも利用できる。筆者もかつて、アメリカ出張の直前に映画を2本ほどレンタルしたが、iTunes Storeにうまく接続できず、ダウンロードに失敗してしまったことがあった。結果、ダウンロードは搭乗に間に合わず、映画をレンタルした意味がなくなってしまった。
これで課金されるのは納得いかないと考え、サポートに連絡したところ、購入の取り消しと返金を受けることができた。この連絡も、サポートアプリから行えるのだ。このようなときは、サポートアプリから「App Store、iTunes StoreおよびMusic」を選択。「iTunes Storeからのダウンロードが不完全、または中断される」をタップする。ここから、直接問題を報告することが可能だ。「開始する」を選択すると、ウェブサイトに誘導される。
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