社畜寸前の広告マンの生き方を変えた気づき 3カ月で5大陸18カ国旅して起こったこと

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この2つの気づきは、学校でも職場でも誰も教えてくれませんでした。そんな大きな気づきがあった初めての1人海外旅行でしたが、それでも英語がまったくできなくても1人旅が実に簡単にできてしまったわけです。これが3つ目の気づきです。思ったより簡単にできて、いろいろな気づきがあって、そのうえ楽しい――。そして、私は完全に海外旅行の虜(とりこ)となり、3連休があれば必ず海外に行く「リーマントラベラー」生活が始まったのです。

リーマントラベラーとなり自分らしく生きるようになってからは、仕事にも良い影響が出ています。週末に海外旅行へ行く週は必ず金曜日の終業までに仕事を終わらせなければなりません。そのため、時間管理を徹底的に意識するようになりました。また、海外旅行でたくさんの"本物"に触れたことで、新しいアイデアも多く生まれるようになりました。さらには、自分のやりたいことが明確になり、今の仕事もより主体性を持って取り組むことができるようになりました。

「気づき」を得るためにすべきこととは

私は、海外旅行がきっかけで社畜寸前サラリーマンから「自分らしい生き方」を手に入れることができました。一見プライベートが充実しているだけのようにも見えますが、プライベートが仕事にも良い影響を与え、大きな相乗効果を生んでいます。

だからこそ、今の生き方や働き方に悩める社会人ほど海外旅行に行ってほしいと思います。海外旅行に行けば、自分らしい生き方を手に入れるチャンスは誰にでもあります。今まで知らなかった生き方や働き方にたくさん触れて生き方の選択肢が増えれば、きっと自分らしい生き方を手に入れることができるはずです。

ちなみに私は、海外旅行で「自分らしい生き方」を発見するためにいつも実践していることがあります。それは「旅先で感じたことを旅行後に徹底的に考え抜くこと」です。海外旅行では今まで知らなかった生き方や働き方、価値観や違和感にたくさん触れ続けることができます。旅行中に何かを考えることは不要です。旅行中はそういった気づきに触れ続けてください。思いっきり旅行を楽しんでください。

そして、ここからが重要なポイントです。旅行中に感じた大量の気づき。それを旅行後に何故そのように感じたのか徹底的に考え抜いてください。そうすることで、生き方の選択肢が増え、自分の大切にしている価値観を新しく発見し、その結果自分らしい生き方を見つけることができるのです。私はその「考え抜く」作業をいつも帰りの飛行機の中でやっています。携帯の繋がらない飛行機の中は考え抜くには最適な環境です。

今年2017年は7月から11月まで毎月3連休があり、忙しい社会人でも非常に海外旅行に行きやすい年だと思います。こんなチャンスは滅多にありません。ぜひこの機会に、新しい自分を見つけるために「気づきのある海外旅行」に行ってみてはいかがでしょうか。旅先はどこだって構いません。どこへ行ったとしても旅先で感じたことを帰りの飛行機で考え抜けば、必ず新しい自分が見つかるはずです。そして「自分らしい生き方」を手に入れてみませんか。

東松 寛文 リーマントラベラー、休み方研究家

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とうまつ ひろふみ

神戸大学経営学部卒業。広告代理店で働くかたわら、週末で世界中を旅する「リーマントラベラー」に。週末で人生を変えた休み方のスペシャリストとして「休み方研究家」としても活動。オーストラリア『ケアンズ&グレートバリアリーフ観光大使』、岐阜県『羽島市アンバサダー』。70カ国159都市に渡航。3カ月で世界一周を達成し『地球の歩き方』から旅のプロに選出。TV・新聞・雑誌などメディア出演・執筆多数。全国各地で講演も。著書に『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』、『休み方改革』、『週末だけで70ヵ国159都市を旅したリーマントラベラーが教える 自分の時間の作り方』InstagramTwitter

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