ハッカソンを異業種間で失敗させないコツ

一過性のイベントで終わらせたら勿体ない

短期間で知恵を出し合ってプロトタイプをつくりあげる。その取り組みが広がっています(写真:Rawpixel / PIXTA(ピクスタ)

「ハッカソン」があちこちで開催されている

過去の連載一覧はこちら

「ファッションとテクノロジーをテーマに、新しいアプリケーションやサービスをつくってください」

「居酒屋 × IoTをテーマにハックしてください」

「未来のクルマを考えてください」

そんな主催企業が掲げた課題に対し、エンジニアやデザイナー、プランナーが即席でチームを組み、指定時間内にプロトタイプ(原型)をつくりあげる。そんな「ハッカソン」という取り組みが今、あちこちで開催されている。

ハッカソンとは「ハック」と「マラソン」を組み合わせた造語で、チームまたは個人で、新しいサービスやアプリケーションなどのプロトタイピングを短期間(1日~1週間程度)で行い、その成果を競うイベントだ。

たとえば、「いいね! ボタン」や「タイムライン機能」がFacebookの社内ハッカソンで生まれたことは有名だ。また、ハッカソンからはGroupMe、Talkdesk、国内だとMoffなどのスタートアップも多く生まれている。

元来、ハッカソンはエンジニアコミュニティやIT企業の中で行われる「オープンな開発合宿」に近いイベントであったが、近年はイノベーションを期待して、それらの枠組みを超えて行われる「異業種ハッカソン」を行う企業が増えている。

確かに、ハッカソンからイノベーションが生まれた事例は多い。新しいアイデアを出すだけではなく「実際に動くモノ」を製作するため、イノベーションが「机上の空論」で終わらないからだ。

次ページ日本でハッカソンを開催するようになったのは
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