書類選考で「不採用」通知が来たらどうするか 面談で20回呼ばれてダメだった例もある

✎ 1〜 ✎ 277 ✎ 278 ✎ 279 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

私自身も、実際にあるメーカーの工場見学に参加したのですが、今まで抱いていたその企業に対するイメージがガラリと変わってしまいました。設備や環境の整備にも驚いたのですが、いちばん感動したのは、現場の管理職の方々が、いかに人を育てることに本気か、その熱い思いが伝わってきたからです。

会社説明会の場で、「教育体制が充実しています!」と聞いてもピンとこないかもしれませんが、上司になる可能性のある方々から、いかに育成に力を入れているかを直接聞けると、具体的にイメージがわきますよね。この仕事に長く従事している私でさえ、「行ってみて初めてわかること」「行ってみないとわからないこと」はたくさんあります。

学生のみなさんの場合は特に、企業名やそのイメージで思い込みがちですから、これらの機会は、社会人としての視野を広げるチャンスでもあります。他社の選考との日程調整や、交通費(遠方でも自己負担という例が少なくない)の問題はあると思いますが、せっかく機会を得たなら、可能なかぎり利用してください。

面談を最大限に活用するためのアドバイス

とはいえ、志望動機を言えるほど気持ちも理解も整っていない、業界理解も深くない、という場合はどうしたらいいでしょうか。

大半の企業では、説明会の後に面談という流れになります。この説明会をしっかり活用しましょう。「就職するうえで、自分が大事にしたいことはその企業で実現できるのか」という観点で説明会を聞き、疑問に思ったことや抱いた感想をメモしておきます。

面談ではメモの内容や自分が大事にしたいことを伝えればいいのです。肝心なことは、その企業を知ろうとする姿勢を持つこと、そして、それを伝えることです。働くうえで、自分が大事にしたいことについて、質問してみましょう。

もし、うまく質問ができなかったとしても、面談中は気にしないこと。その場で落ち込むより、社会人と会話する練習だと思って臨みましょう。もし、その場でグループ面談などがあれば、ほかの人の質問に関連付けて質問してもいいですし、人がどんな質問をするのかを知るチャンスと気持ちを切り替えて、その時間を生かしたいものです。

次ページ「休みは取れますか」だけでは企業は戸惑う
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事