書類選考で「不採用」通知が来たらどうするか 面談で20回呼ばれてダメだった例もある

✎ 1〜 ✎ 277 ✎ 278 ✎ 279 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

書類選考で想像以上に落ちてしまい、残っている企業が減ったら、その分追加で候補企業を増やすのです。結果がすっかり出そろってから次を探したのでは、行きたい企業や業界のプレエントリーの受付期間が終わっていることもあります。

また、表面上はプレエントリーを受け付けていても、本当に募集を続けているかどうかはわからないこともあります。そこで、実際の募集状況を知るための1つの手法として、人材紹介会社の利用があります。人材紹介会社には、いま現在も応募者を集めたい、という企業の求人だけが集まる傾向があるのです。

プレエントリーでは「第2志望群」をつくることを意識することも、お勧めしたいです。同じ業界の同じ規模ばかりをいくつも並べるのではなく、業界を変えるか、同じ業界なら従業員規模を変えてみる。選考時期や採用ターゲットなどが違ってくるので可能性が広がります。

日本の就活生はきわめて恵まれている

“シューカツ”に疲れ、「もう嫌だ」とすでに思っている人もいるかもしれませんね。けれども考えてみれば、「就活生」というだけで、いろいろな企業が門戸を開いて企業理念を語り、業務内容を説明し、ときには現場まで見せてくれるのです。社会人になってからでは出合えないかもしれない企業や業界と直接接点を持てる貴重な時期です。

後から振り返ってみると、きっと自分の成長にもつながる経験ができると思います。もしかしたら日本の就活生は、世界でいちばん充実した社会や企業を知る機会を与えられているのかもしれない、といっては言い過ぎでしょうか。

せっかくの機会です。社会人の先輩たちがどんな思いで仕事と向き合っているかを知り、自分はどんなことを仕事に求めているのかを考え抜いて、納得できる就活を行ってください。

丸川 智生 リクルートキャリア 新卒キャリアアドバイザーグループ マネジャー

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

まるかわ ともき / Tomoki Marukawa

中途採用斡旋事業に携わったのち、自社の採用を担当。「1人でも多くの学生に面接のフィードバックをしたい」と、5000人以上の学生と会う採用を展開した。その後、現職に異動。新卒学生の斡旋事業に取り組んでいる。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事