年収1000万円以上で「教育パパ」は急増する 「子どもの人生に関わる親」の正体を大調査!

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さて、進学に関与する親の実態を、もう少し深く掘り下げてみましょう。世帯年収別に子どもの進学に対する親の関与の度合いを見ると、父親で子どもの進学に「積極的に関与した」割合は、世帯年収が1000万円未満までは20%を下回っていますが、1000万円以上では24.9%と高くなっています。

母親は、世帯年収が高くなるにつれ「積極的に関与した」割合も高くなり、世帯年収1000万円以上では52.3%と、400万円未満の40.7%より11.6ポイントも高くなっています。

母親の4割超が子どもの就活に関与

進学の次に控えているのが、子どもの就活。就活を経験した子どもを持つ親に対して、子どもの就活に関与したかたずねたところ、関与した(「積極的に関与した」+「少しは関与した」)割合は全体で38.0%となっています。

親が就活をしていた頃に自身の親から関与された割合(27.0%)と比べると11.0ポイント高くなっています。

父親と母親で、違いはあるのでしょうか。子どもの就活に関与した割合を父母別に見ると、母親は42.7%で父親の33.3%より9.4ポイント高く、進学と同様、母親がより積極的に関与している様子がうかがえます。

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