年収1000万円以上で「教育パパ」は急増する 「子どもの人生に関わる親」の正体を大調査!

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では、親は子どもにどのような職場で働いてほしいと考えているのでしょうか。

親が、子どもの仕事として重視すること(複数回答)は、「安定性」が60.8%で最も高く、次いで「収入」38.2%・「仕事の面白さ」36.6%、「将来性」30.1%と続きます。

これに対して、現在、社会人である子どもが自身の仕事を選ぶときに重視したこと(複数回答)は、「収入」が37.1%で最も高く、次いで「労働時間」28.1%、「安定性」27.1%と続いています。「安定性」は、子どもの回答で3番目に高いものの、親(60.8%)より33.7ポイント低くなっています。「収入」は親とほぼ同水準、「仕事の面白さ」「将来性」といった仕事の内容面は親より低い一方で、「労働時間」といった仕事の条件面は親より高くなっています。長時間労働が社会問題として叫ばれる今、親世代に比べて働き方への関心がより高まっていることがうかがえます。

最後にご紹介するのは、子どもの結婚への関与。未婚の子どもを持つ親に対して、子どもの婚活に将来関与したいかたずねたところ、関与したい(「積極的に関与したい」+「少しは関与したい」+「子どもが一定の年齢に達したら関与したい」)親の割合は全体で47.7%と、5割近くに上ります。父母別および子どもの性別に見ると、母親で娘の婚活に関与したい割合は56.1%で最も高くなっています。

結婚する時期に対しては、どのように考えているのでしょう。自分の子どもにいつまでに結婚してほしいか親にたずねたところ、浮かび上がってきたのは母親の複雑な心境です。父親、母親ともに、娘には20代後半までに結婚して欲しいと回答した割合が最も高いのに対し、息子に対しては、父親が20代後半まで、と答えているのに対し、母親の場合は30代前半まで、と回答した割合が36.7%と最も高くなっています。

さらに、「結婚するもしないも子どもの自由」と考えている母親は息子・娘ともに対して15.8%になっています。「(結婚年齢については)特にこだわりはない」まで含めると、4人に1人の親は子どもの結婚時期について特にこだわりを持っていないことがうかがえます。父親を見てみると、息子について9.9%、娘について11.6%。進学、就活、婚活と、父親以上に子どもにかかわっている母親ですが、いざ結婚となると寛容な姿勢なのかもしれません。

明治安田生活福祉研究所
めいじやすだせいかつふくしけんきゅうじょ / Meiji Yasuda Institute of Life and Wellness, Inc.

明治安田生活福祉研究所は、明治安田生命グループのシンクタンクです。当研究所は、高齢者・介護、健康・医療、福祉、生活設計、生活意識および企業の福利厚生などの分野を中心に調査・研究活動をしています。調査内容などについて、詳しくはホームページをご覧ください。当研究所は、2019 年4 月1 日付で、社名を「株式会社明治安田総合研究所」に変更いたしました。
 

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