「北朝鮮リスク」は、ズバリ「買い」の局面だ 「Xデー」に怯えるより今は投資するチャンス

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しかし、だ。はたして「まさかの事態」は起きるだろうか。「核」が絡んだ事態は、これまでの世界の歴史でもほとんどない。だからこそ、市場に不安が生じ、株価が下落するのはやむをえない面がある。もし、「最悪の事態」になった場合は、株価どころではない。

そう考えると、現在の情勢不安を背景に保有資産を手放すことは、あまり意味をなさないのではないか。何も起きなかったときのことを考え、現時点で割安になっている資産を仕入れておくのも、1つの考えのように思われる。

現在の市場動向は、有事に備え、複雑な値動きになっている。金相場が上昇し、中東情勢への不透明感から原油価格も上がっている。一方、米国株の上値は重く、円が買われ、日本株が下げるという、典型的なリスクオフ時の値動きにもなっている。これが、何も起きなかったときに、どのような動きになるかをあらかじめ考えながら、現状の市場環境を見守ることが肝要だ。

米国株も日本株も、今は「売りの局面」ではない

そうこうしているうちに、米国株については、今週後半から第1四半期の企業決算の発表が始まる。市場予想では、前年同期比で10%程度の増益が見込まれている。一般的に、米国株は割高圏にあると認識されているが、予想どおりなら割高感の一部は払拭され、市場の懸念は杞憂に終わるだろう。

そもそも、筆者は米国株に強気であり、2029年まで上昇基調が続くと考えている。米国株は過去の長期上昇局面では、おおむね17年間上昇が続いている。今回は2012年に上昇が始まっており、最終的には2029年まで続くというのが、筆者の見立てである。

いまはその「長期上昇基調の第2ステージ」にあり、2019年から2022年ごろまで続くとみている。なので、米国株の割高感や下落リスクには鈍感だ。下げれば「押し目買い」の機会到来と考えており、リスクオフのような事態にでもなれば、喜んで買いたいと考えている。

一方、日本株も不安定な動きになっているが、やはりこれもリスクオフにありがちな動きであるといえる。日経平均株価はそもそも米国株に比べ上がりにくい指数であり、今後も大幅な上昇は見込みづらいと考えるが、それでも現状の株価収益率などを考慮すれば、長期的に見れば、今は売りが賢明な選択とはいえない。無論、1ドル=100円割れを目指すような展開にでもなれば別だが、100円台を維持していれば、わざわざ安値を売り込む必要はないように思われる。また、割安な状況になっている個別株も多い。長期的に見れば、十分に報われる水準にある銘柄を拾っておけば、何も慌てる必要はない。

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