4か月で株価3倍!米テスラモーターズの挑戦 注目の海外企業(1) 夢のエコカーから大衆車へ

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株式市場は、この第2世代モデルの立ち上がりを見て、テスラのEVがいずれ大衆車になるかもしれないという夢に懸け始めたようだ。テスラの株価は2013年4月に上昇し始め、5月以降急騰している。2012年にはトヨタ自動車やフォルクスワーゲンには遠く及ばず、日産自動車やGMに比べても10分の1以下だったテスラの株式時価総額は、2013年7月にはこの2社の時価総額の3分の1まで近づいた。

フル生産の2万台出荷も見えてきた

自動車メーカーとしてのテスラの存在は、もはや無視できるものではなくなっている。2010年6月に株式を公開したテスラは、今年5月に普通株と転換社債を発行している。企業が繰り広げている株式市場での資金の調達競争に、テスラも参戦していることをあらためて知らしめたことになる。

たしかに、テスラのEVの年間出荷台数は、今年は大きく伸びそうだ(図参照)。2013年1~3月の3カ月間の販売台数は前年の年間台数を大きく上回っており、このペースでいくと、2013年を通じてフル生産の2万台を出荷することも難しくはなさそうだ。

売り上げ金額にすると、2013年の年間売り上げは前年の6倍以上になる勘定だ。1~3月の3カ月間においてすでに営業利益段階で黒字に近づいていたことを考えると、2013年通期では営業利益の黒字化が望めるだろう。

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