「寝不足に悩む人」が知らない眠り方の新常識 いつもどおりのリズムを崩さないのが肝要だ

多くの人にとって睡眠の量を増やして睡眠不足をカバーするのは現実的ではありませんし、ただ量を求めて「たくさん」眠っても、睡眠の問題は解決されないことが、最新の研究でわかっています。
「6時間寝てスッキリな人」と「8時間寝たのに眠い人」
「睡眠で大事なのは量か、質か」私はこう聞かれたなら「質を上げてほしい」と答えます。
もちろん、量が少なすぎると、「『睡眠不足を甘く見る人』が払う体への代償」(3月31日配信)で書いたようにさまざまな弊害が生まれるので、最低6時間は確保するのが望ましいです。そのうえで睡眠の質の向上に取り組んでほしいと考えています。
たとえば、6時間睡眠の人より2時間多く眠っている8時間睡眠の人も、質が悪ければ、6時間睡眠の人のほうが回復度は高く、日中のパフォーマンスもよいことだって十分ありえます。それくらい、睡眠の質は、「日中の覚醒」に深く影響しているのです。
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