三菱電機、反対派の筆頭がIFRS導入のなぜ? 2011年、「IFRS強制適用」大反対騒動の結末
ほかの9社は検討中と回答したものの、新日鉄住金は「IFRS、またはJMIS(修正国際基準)で、2018年度の第1四半期からの任意適用をメドに検討中」、三菱重工業は「IFRS適用を視野に検討中」など、導入方向の立ち位置になっている企業もあれば、トヨタ自動車の「IFRSと米国基準の収斂動向を見て検討中」、JFEホールディングスの「導入するかしないかを検討中」など、トーンには差がある。
三菱電機自体は「要望書提出当時からIFRSの基準そのものが変わったとは考えていない。昨今の情勢に鑑みると、潮流がIFRS適用の方向になっていることを踏まえ、任意適用を促している金融庁の方針に従った」という。
幸いにして、IFRS推進派が最も懸念した、IFRS財団関連の組織におけるポストを失った形跡は今のところない。当初の想定と時間軸こそ異なるものの、IFRS化の潮流が止まることはないだろう。
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