「儲けているのに給料もたくさん出す」116社 就活生必見!いいとこ取り企業を探してみた

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選定基準として、年収、利益、成長率について、設定した基準をクリアしている企業を、『会社四季報』(春号が発売中)のデータから探し出した。具体的には上場企業の中で、直近本決算の経常利益率(売上高に対する経常利益の割合)が10%以上、5期前から売上高が10%以上上昇し、そして本決算時点の平均年収が750万円以上の企業とした。わかりやすくいうと、「2ケタ(10%以上)の利益を出し、売り上げを5年前から1割以上伸ばし、高年収の会社」だ。

その結果、対象となる企業は、116社となった。便宜的に売上高の多い順にランキング形式にしているが、対象企業すべてが条件を満たした、いいとこ取り企業と思っていただきたい。

世界トップ級のBtoB企業がランクイン

1位はトヨタ自動車。売上高が28兆円に達すると同時に経常利益(税前利益)も約3兆円という規模。そして平均年収も851万円と、日本を代表する企業は、高収益&好待遇という点でも模範となっている。

2位は日本電信電話(NTT)。平均年収は純粋持株会社の数字となっているため、高めに出やすくなっているが、利益率も高く、成長性についても、6期連続で売上高を増加させている。

上位には銀行や証券、不動産、鉄道・空輸などの有名企業が並んでいるが、塩化ビニル樹脂や半導体シリコンウエハで世界首位の信越化学工業(14位)を筆頭に、村田製作所(15位)、日東電工(18位)、ファナック(22位)、日本ガイシ(28位)といった、世界でもトップクラスのBtoB企業が名を連ねている。なお、FAセンサーなどを手掛け、平均年収が1700万円超、経常利益率も50%以上を記録するキーエンスは、直近決算が3カ月の変則決算のため、対象からは外れている。

上位はどうしても超大手企業になってしまうが、売上高が1000億円未満の企業にも、世界トップクラスの企業が多くランクインしている。たとえば東京応化工業(69位)は半導体製造工程で使われるフォトレジストで世界トップクラスの企業。東京精密(76位)も半導体のウエハ検査装置で世界トップシェアを誇る。

次の3ページには大企業、4~5ページには小粒でもきらりと光る企業が数多く含まれている。ぜひ志望企業選びの参考にしてもらいたい。

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