FOMC控え、米国市場に警戒感 NYダウは36.86ドル安の1万5521.97ドル
[ニューヨーク 29日 ロイター] - 29日の米国株式市場は反落して終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、警戒感が広がった。
エネルギー、金融セクターが下げを主導した。S&Pのエネルギー株指数<.SPNY>、および金融株指数<.SPSY>はともに0.8%安となった。
天然ガス価格の下落が重しとなり、サウスウエスタン・エナジー
一方、この日はM&A(合併・買収)に関する発表が相次ぎ、相場を下支えた。また重機メーカー、キャタピラー
ただ資産買い入れペースの縮小時期に関する手掛かりをめぐり、市場はFOMC声明の内容に注目しており、警戒感から買い意欲に乏しい。また7月の米雇用統計を含め、今週発表の経済指標も材料視されている。
BB&Tウェルス・マネジメントの首席バイスプレジデント、バッキー・ヘルウィグ氏は「(米連邦準備理事会当局者が)経済指標をどう解釈し、雇用統計を前にどのようなコメントを示すかに大きく左右される。9月の緩和縮小着手の可能性に関する手掛かりを模索している」と指摘した。
ダウ工業株30種<.DJI>は36.86ドル(0.24%)安の1万5521.97ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は14.02ポイント(0.39%)安の3599.14。
S&P総合500種<.SPX>は6.32ポイント(0.37%)安の1685.33。
この日発表の経済指標は精彩を欠く内容となった。6月の米住宅販売保留指数は前月比0.4%低下の110.9と、およそ6年ぶりの高水準をつけた前月から低下し、住宅ローン金利の上昇が販売を圧迫し始めている兆候を示唆した。
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ニューヨーク証券取引所、ナスダック、NYSE MKTの3市場の出来高は約52億株にとどまり、今年の一日平均の約64億株を大きく下回った。
騰落比率は、NYSEが約1対2.3、ナスダックはおよそ1対2だった。
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