「空飛ぶカメラ」で自撮り棒はいらなくなる?

規制の対象外で上空20メートルまで飛行可能

自撮り棒では不可能だった角度からの撮影も可能になる(写真:エアセルフィー社)

今年5月に出荷が予定されている空飛ぶカメラ「AirSelfie(エアセルフィー)」は、自撮り棒に取って代わることができるか。

エアセルフィーは、スマートフォン(スマホ)で操縦してドローンのように"空に飛ばせるカメラ"である。主な用途は自撮りだ。最高で上空20メートルまで飛ばせるため、これまで自撮り棒を使っても不可能だった角度からの撮影が可能になる。自撮り棒ができることも、それ以上のこともできるのだ。国内で200グラム以上の物体を飛ばす場合は法律の規制対象となるが、エアセルフィーは61グラムと超軽量なため、規制の対象外だという。

日本でも予約受け付けを開始

日本でもすでに事前予約を受け付けており、価格はエアセルフィーと専用ケースのセットで3万2000円程度だ。専用ケースはエアセルフィーの充電のために使う。

同商品を開発・販売する英エアセルフィー社の共同設立者であるエドアルド・ストロッピアーナ氏は、もともと再生可能エネルギーなどの仕事などに携わっていた。ただ、家業は玩具ドローンの製造で、昔からドローンは身近なものだった。

「ドローンは大型だが、もっと小型・軽量で空に飛ばせるものを作れないだろうか?」。2014年、同氏は自己資金と投資家から募った資金合計300万ドルで製品開発に取り掛かり、2016年にまずはクラウドファンディングサイトを通じてエアセルフィーの販売にこぎ着けた。

結果は約2700台、60万ドル相当の売り上げを達成と上々だった。また81カ国からの支援者を得た。さらに自社サイトでの予約は現時点で約2300台にまで積み上がっている。当初は欧米向けを中心としたビジネス展開を想定していたが、市場分析を行った結果、米国、ドイツ、イタリア、英国だけではなく、日本や韓国も大きな市場であると認識して3月に来日した。

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