3%増税かそれ以外か、安倍首相のホンネは?

消費増税めぐる複数案提示は、「まだ指示していない」

7月27日、 安倍晋三首相は、訪問先のフィリピンで記者会見し、消費増税の判断に関連して複数案を出すようにとの指示は、まだしていないと語った。マニラで撮影(2013年 ロイター/Al Falcon)

[東京 27日 ロイター]- 安倍晋三首相は27日、訪問先のフィリピンで記者会見し、消費増税の判断に関連して複数案を出すようにとの指示は、まだしていないと語った。中期財政計画については、8月にまとめる考えを示し、消費増税を決め打ちするものではないと指摘。消費増税判断の時期が秋になることと矛盾するものではないとの認識を示した。

安倍首相は消費増税の判断に関して、政府として複数案を検討するかとの質問に「複数の案を出すようにと、そういう指示はまだしていない」と語った。

中期財政計画については、9月上旬にロシアのサンクトペテルブルグで行われる20カ国(G20)首脳会議に出せるように、来年度の概算要求基準と合わせて8月に策定することにしたいと明言。「中期財政計画は2015年度までにプライマリーバランス(基礎的財政収支)の対GDP比赤字幅を2010年度比で半減する目標達成に向けた大枠を示すものであり、消費税率引き上げを決め打ちするものではない」と語った。

このため8月に中期財政計画をまとめることと、秋に消費増税を判断することは「矛盾するものではない」とした。

消費増税についてはこれまで通り、「今年秋に(消費増税法案の)付則18条にのっとて種々の指標を確認し、経済情勢をしっかりと見極めながら判断していく必要がある。しっかりと経済を成長させること、デフレからの脱却、同時に財政再建を進めることをしっかりと勘案しながら、経済指標を見ながら内閣として私が適切に判断していく」と語った。

(石田 仁志)

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