糸井重里社長「上場後の楽しみは優待と総会」 上場したほぼ日、「ポスト糸井」も課題に

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ほぼ日のアンテナショップ「TOBICHI」(東京・南青山)の外観。イベント会場にも使われる(写真:ほぼ日提供)

他社との提携、上場後はありうる

――フィールズに限らず、今回の上場を機に他社とのいろんな提携が出てくる可能性は?

具体的にはないが、ありうると思いながら事業計画を立てていく。これまではこちらから口説くこともなかったが、他の会社を口説く時期が来ているのかもしれない。

――そういった提携の際、資本関係についても踏み込む可能性は? ほぼ日のほうが出資したり、その逆があったり。

具体的にならないと、なんとも。でも「生活の楽しみ展」などはアーティストや作家と呼ばれる人たちとも一緒にやるが、会社ともやると思う。まだ想像の範囲だが、「生活の楽しみ」という中に僕らがコンセプトを考えて、自動車会社が乗ってくれるといったこともなくはない。主婦の人が使う軽トラックがあったらどうだというアイデアも入ってくるかもしれない。そこまで大きな話ではないが、山やキャンプ用品のモンベルという会社があって、僕はバス釣りをしているときに、よい会社だと思っていた。そこの折りたたみ傘というのが「生活の楽しみ展」の中に入ってくる。それも「生活の楽しみ展」という場がなかったら、ありえなかった。

上場後は、そういうことは何かもっと大きい規模でもいろいろできるんじゃないかと思う。だから、(コピーライター時代のように)宣伝を引き受けて広告をやる、というのじゃない組み方だったら、結構いろいろな可能性があるんじゃないかな。

大滝 俊一 東洋経済 記者

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おおたき しゅんいち / Shunichi Otaki

ここ数年はレジャー、スポーツ、紙パルプ、食品、新興市場銘柄などを担当。長野県長野高校、慶応大学法学部卒業。1987年東洋経済新報社入社。リーマンショック時に『株価四季報』編集長、東日本大震災時に『週刊東洋経済』編集長を務め、新「東洋経済オンライン」発足時は企業記事の編集・配信に従事。2017年4月に総務局へ異動し、四半世紀ぶりに記者・編集者としての仕事から解放された

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