いよいよ米国株の「本当の終わり」が始まった

その時、日本株は「意外な値動き」になる

FRBのイエレン議長は3月利上げを示唆。年4回利上げだとしたら、米国株や日本株はどうなるのか(写真:AP/アフロ)

米国株はどこまで上昇するのか

注目の米国2月雇用統計は、非農業部門雇用者数が23万5000人増と予想を上回り、1月分も23万8000人増に上方修正され、失業率も改善した。

この雇用統計の数字を受けて、3月利上げがほぼ確実となっただけでなく、6月の早期利上げの可能性も大きくなった。年内利上げ回数も3回から4回への動きが出て来た。FOMC(米公開市場委員会)最終日3月15日、6月14日、9月20日、12月13日が投資家にとって緊張の連続となる。

世界の株式市場の時価総額は過去最高に迫っているが、これは明らかに低金利の恩恵だ。利上げ歓迎で株価は上げているが、本来利上げは株価にマイナスで、低金利下で株価は上がり、高金利で株価は下がるのが基本だ。

今、利上げで株価が上がる理由は金利の絶対位置にある。絶対的低金利のゾーンでは、利上げは景気経済の上向きシグナルとなり株価にプラスとなる。重要なことはどこかの水準で、利上げは株価にマイナスと言う「正」の関係に戻ると言うことだ。そこが米国株の本当の終わりとなる。

昨年12月14日の利上げの翌日に米10年債利回りは2.6%を記録した。その後「グレートローテーション」の逆流で2.3%まで調整したが、今回3月15日利上げ確実の段になって、再び2.6%を超えた。

金利と株価が「正」の関係になる、つまりアメリカ株終わりの金利を断定することは出来ない。多くの金融エコノミストは3.25%〜3.5%と見ているようだが、それはどう考えても早くはないか。トランプ登場で保護主義のマイナス面もあるが、「高圧経済下で強い米国像」も見えて来た。

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