キヤノン、「デジカメ不振」に苦しむ 中国など減速で、通期予想を下方修正

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マーケットはネガティブに反応

同社は、13年1―3月期決算で通期の業績予想を上方修正したが、中間期では一転して下方修正に至った。田中副社長は「それだけ環境は流動的だ」と強調した。

いちよしアセットマネジメントの秋野充成運用部長は「下方修正の幅も大きく、マーケットはネガティブに反応すると思う。円安はプラスだが、それ以上に実態が悪いとうかがえる」と述べていた。

同日発表した13年1―6月期の連結業績は、売上高が前年比3.2%増の1兆7835億円、営業利益が同12.6%減の1531億円、当期純利益が同5.2%減の1074億円だった。

欧州の景気低迷とともに、期待していた中国市場の回復が実現しなかったことが響いた。事務機器の販売は堅調だったが、利益率の高いレンズ交換式カメラの伸びが鈍化したのが響いた。

(ロイターニュース 村井 令二 編集;田巻 一彦)

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