内定なのに留年、取り消されてもやむなしか 改めて知っておいたほうが安心だ

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もし単位不足で留年して、内定取り消しになったら?(写真:siro46 / PIXTA)

内定が決まっているのにまさかの留年――。大学卒業を控えた毎年3月、思いがけず単位を落とした学生から、このような悲鳴が聞こえてきます。

ネットの掲示板には、語学の試験で合格点に届かず、単位を落とした学生の体験談が投稿されていました。教授の方針で、再試験や課題提出などの救済措置はなく、留年が確定。「(内定先に留年だと分かれば)間違いなく就職できません」と嘆いています。

また、留年をめぐっては、会社の配慮で、入社を先延ばししてもらったケースや、一度は内定取り消しになったものの、翌年にもう一度採用試験を受けて内定をもらったという体験談も寄せられています。

もし単位不足で留年して、内定取り消しになった場合、諦めるしかないのでしょうか。企業法務に詳しい高島秀行弁護士に聞きました。

留年決定は内定取り消しの理由になる?

当記事は弁護士ドットコムニュース(運営:弁護士ドットコム)の提供記事です

内定とは、法律上「解約権留保付労働契約」の成立とされています。聞きなれない言葉だと思いますが、「解約権留保付」というのは、一定の事由が生じたときに、雇用者が契約を解約できるということを意味します。

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