トヨタ、元GM副社長の智慧借りる

社外取締役ホーガン氏に聞く

トヨタ自動車は7月23日、6月に社外取締役に就任したマーク・ホーガン氏(=タイトル下写真=)の記者懇談会を名古屋市内で開催した。

マーク・ホーガン氏は米ゼネラルモーターズ(GM)の元副社長。トヨタとGMの合弁会社NUMMIを通じて豊田章男社長とは懇意の関係にあった。かつてGMのブラジル現地法人の社長をしていた手腕を買われ、トヨタの中南米事業のアドバイスも行う。国内の自動車市場は頭打ち。今後の成長機会は海外に求められる。その点で、自動車業界に精通した外国人の社外取締役を起用したことは今後の経営にもプラスになりそうだ。

懇談会における主な質疑応答の内容は以下のとおり。

「少なくとも月1回は豊田社長と会う」

――ホーガンさんは、社外取締役に就任する前の2009年からトヨタのアドバイザーを務めてきたが、これまでトヨタにどんなアドバイスをしていたのでしょうか。

トヨタの北米事業全般についてです。トヨタの経営や業績に及ぼす外的要因について豊田社長と忌憚のない助言をしていました。アドバイザー時代は年に3~4回、今は少なくとも月1回は豊田社長と会っています。

――日本では事前に根回しをして、取締役会は決済の場という企業も多い。社外取締役としてコーポレートガバナンスをどう果たす?

米国では過去10年で社外取締役の重要性が高まっています。今回、私を加えて3人の社外取締役(ホーガン氏、日本生命相談役の宇野郁夫氏、証券保管振替機構社長の加藤治彦氏)が新たに就任したことで、取締役会に第三者の視点を導入できる。事業運営についてよい広い視点で議論ができる。事前に十分な情報を得て、まっとうな議論をするつもりです。

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