歌手志望だった正男氏殺害ベトナム人の素顔

フオン容疑者は娯楽施設で働いていた

フオン容疑者が海外にいたことはメディアの報道で初めて知ったと家族は口をそろえる。ベトナムの首都ハノイで働いているものだと思っていたという。

これまでのところ、ベトナム当局はメディアに対し、捜査中であり、マレーシアと連絡を取っているとしか確認していない。

韓国とのつながり

韓国の警察当局者は、フオン容疑者が昨年11月に4日間、同国観光地の済州島を訪れており、そこで何をしていたのか捜査していることを明らかにしたが、詳細は語らなかった。

「ルビー・ルビー」というアカウント名のフェイスブックページでは、65人の友達がいるが、そのうち27人は朝鮮系の名前だ。また、56人が男性である。

昨年3月23日付の投稿は韓国語で「あなたを愛しています。あなたに会いたい」と書かれているが、韓国語に慣れた人が使うであろう表現は使われていなかった。

投稿された写真の大半は、フオン容疑者がホテルで開かれたパーティーに出席した様子や自身のポートレートである。カメラに向かって投げキスをしている写真が多い。

フェイスブックで同容疑者が「いいね」を押しているのは、化粧品や衣服、ファストフード店など。学歴はハーバード大学となっているが、家族はそれが本当だとは信じなかった。

1月3日、フオン容疑者はハノイ発クアラルンプール行き航空機の搭乗券を写した写真を投稿。家族は、同容疑者が最後にナムディン省の自宅に戻ってきたのは1月25─29日だったと話す。

フオン容疑者とみられる女性は昨年4月、動画サイト「ユーチューブ」にベトナム人男性が公開した動画にも出演している。

動画に登場するこの女性と、マレーシア警察が公開した最新の写真に写る同容疑者は一致する。

動画のなかで、フオン容疑者は公園のベンチで男性とキスする前に笑っている。一方、マレーシア警察が公開した写真では、ノーメークでおぼつかない様子でカメラの方を向いている。

(Matthew Tostevin記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)

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