英FTの「特命編集者」は何をやっているのか

実験的なコンテンツで未来を模索

クウォン氏の最終目標は、特別プロジェクトを企画し実施したい編集者や記者が利用できるツールやプロセスを整理し、自らの役職を不要とすることだ。そのために、たとえば記者用の投稿フォームや、編集者用のチェックリスト、FTの社内分析ダッシュボード「ランタン(Lantern)」で分析すべき課題のリストを作成した。

最初は特別プロジェクトだが…

こうした取り組みがすでに報われつつある。世界の海上貿易を席巻する中国の輸出に関する記事は、クウォン氏が直接関与していないが、同氏が構築したシステムを使用して作成された。

FTはビジュアル記事を増やすことを望んでいる

「なにかを始めるとき、最初は特別プロジェクトだが、何度か続けるうちにリソースとツールができてくる」と、クウォン氏は語る。「FTにとって、ひとりの特別プロジェクト編集者への依存度が高すぎるのは、持続可能性の面で問題だ」。

Lucinda Southern(原文 / 訳:ガリレオ)

DIGIDAY[日本版]の関連記事
FT、総合的な広告サービスを手がける計画に着手:広告コンテンツ部門をエージェンシー化
ベゾスの右腕、ジョーイ・マーバーガーという男:「ワシントン・ポスト」の名物ディレクター
NYTによる自社評価レポート、今回は自ら公開:「仕事のやり方を変える必要がある」
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 賃金・生涯給料ランキング
  • 最新の週刊東洋経済
  • 映画界のキーパーソンに直撃
トレンドライブラリーAD
人気の動画
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
イオン「フジ実質買収」で岡田会長が語った未来図
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
採用担当者が嘆く「印象の悪い就活生」の共通点
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマト独走に待った!佐川・日本郵便連合の勝算
ヤマダ、社長離脱でにわかに再燃する「後継問題」
ヤマダ、社長離脱でにわかに再燃する「後継問題」
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
私大トップ校の次の戦略<br>早慶上理・MARCH・関関同立

受験生確保や偏差値で高い水準を誇る関東・関西のトップ私大13校。少子化や世界との競争といった課題に立ち向かうための「次の一手」とは。大きく揺れる受験動向や、偏差値や志願倍率と比べて就職のパフォーマンスが高い大学・学部なども検証します。

東洋経済education×ICT