アスレジャー人気にすがる、米百貨店の苦境 JCペニーとナイキ、提携の背景

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ノードストロームは、さまざまなインディーブランドの有望株を同デパートの店舗に招聘するマンスリー企画「Pop-In@Nordstrom」を展開している。キュレーターを務めるのは、ファッションエディターのオリビア・キム氏。直近では、韓国のサングラス・ブランド「ジェントルモンスター」がノードストロームの一部店舗に出店している。

ブランドの再現が重要

こうした販売実験を成功させるには、ブランドを完全な形で組み込む必要があると語るのは、エージェンシーのスパークを創業したマリンダ・サンナ氏だ。

「もし一時的なポップアップストアのように放置するのであれば、それは良い手とは言えない」と、サンナ氏は言う。「ブランドを完全な形で顧客体験に組み込まなければならない」。

JCペニーは、ナイキとの提携を開始する以前に、オレゴン州ポートランドにある店舗で何カ月もの時間を費やして、同ブランドショップの視覚体験をテストしたとされている。JCペニーで最高商品責任者(CMO)を務めるジョン・タイ氏は、セフォラと同じようにフットトラフィックと売り上げを伸ばすことはもちろん、アスレチックウェアに対する既存の顧客需要を満たすことも同社の目標だと語る。

「JCペニーは、アクティブウェアを求める顧客の目的地だ。ナイキのような、人々の認識を変えるナショナルブランドと提携することで、我々は、人気のアスレジャー商品を顧客に提供できるだけでなく、全体的な売り上げも向上させることができる」と、タイ氏は語った。

Hilary Milnes (原文 / 訳:ガリレオ)

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