婚活ビジネスが「対面相談」を重視する理由

「ネットマッチング」だけでは成功しにくい?

IBJでは20代から70代までのカウンセラーが婚活をサポートする(撮影:梅谷秀司)

「休日の初デートなのにビジネススーツでは味気ない。いきなり居酒屋に連れて行くのも厳禁。男性会員に対しては参考になるインターネットサイトを教えながら、服装やデートコース、レストランなどをアドバイス。お店の予約をきちんと取ったかも確認します」

婚活ビジネス大手・IBJが運営する直営結婚相談所のカウンセラーを務める天羽生智香さんは、真剣に結婚相手を探す会員の心強いアドバイザーだ。

上場企業でもあるIBJは、日本初となるネットによる結婚情報サービス「ブライダルネット」をはじめ、婚活パーティの開催、直営結婚相談所の運営、全国の結婚相談所を組織化してマッチングシステムを提供するなど多角的な婚活ビジネスを手掛けている。売上高は順調に成長中で、株式公開時の2012年12月期21億円から2016年12月期は52億円にまで拡大見通しだ。

ネットとリアル両方を駆使

そんな同社がネットサービスと同様に力を入れているのが、カウンセラーが対面で相談に乗って仲介するマッチングサービスだ。その理由について土谷健次郎取締役は、「(ネット利用の)ブライダルネットだけでは、なかなか成婚率が上がらなかった。一方、結婚相談所を調べてみると、かなりの実績を挙げている。そこで、ネットとリアルの両面作戦を取ることにした」と説明する。

同社は首都圏を中心に、全国で10店舗の直営相談所を展開。初期の料金はサービス内容に応じて16.5万円から38万円。さらに別途、月会費1.5万円、成婚報酬料20万円かかる(いずれも税抜価格)。

料金は男女とも同じだ。出会い系サイトなどでは、一般的に女性向けの料金を低く設定しているケースが多い。だが、IBJでは男女とも真剣に結婚相手を探している人を対象にしており、料金で男女を差をつけない。

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