中国海軍戦艦、「湾岸アラブ諸国巡航」の意味 国際社会での役割を高めたいとの狙いか
[ドーハ 23日 ロイター] - 中国海軍の戦艦が、2010年以来6年ぶりに、湾岸アラブ諸国を巡る航行を始めた。中国政府には、国際社会での役割を高めたいとの狙いがあるとみられる。
国営中央テレビ(CCTV)によると、誘導ミサイル駆逐艦を含む中国船3隻は、サウジアラビアの港ジッダに寄港した後、カタールの首都ドーハに21日到着した。
中国海軍は定期的に世界を巡航し、国際的な海賊対処活動の一環として、イエメンやソマリア沖でパトロールを実施している。だが、米英両国が海軍基地を持つ湾岸アラブ諸国への訪問は珍しい。
中国海軍は、2014年に初めてイランを訪問し、イランとの合同演習に参加した。
中国は、中東の外交問題に関しては国連安全保障理事会の他の4つの常任理事国(米英仏露)に任せる傾向にあったが、シリアやイエメンでの紛争解決などへの関与を強める姿勢を示している。
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