「トランプ占い」は「吉」と出るか「凶」と出るか 新大統領の放言に惑わされない米国の見方

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さて、最後はお馴染みの競馬コーナーだ。

この週末は、中山競馬場でアメリカズ・ジョッキー・クラブ・カップ(AJCC)が行われる。1960年に日米友好と親善を目的として創設されたレースで、その年の古馬中距離戦を占う一戦となる。ここはひとつ、日米関係のためにも押さえたいレースである。

日米関係を占うAJCCは「ワンアンドオンリー」本命

人気は4歳馬ゼーヴィントや5歳馬リアファルに集まっているようだが、買ってみたい馬がいる。6歳となった元ダービー馬、ワンアンドオンリーだ。3歳秋から不本意な戦績が続いているが、同じ年の皐月賞馬、イスラボニータも昨年秋から3連続2着と復調している。ワンアンドオンリーの前走ジャパンカップは8着だったが、首位のキタサンブラックからはわずか0.8秒差。このメンバーだったら、覚醒もあり得るのではないか。しかも鞍上は今季好調の田辺騎手、このレースは2014年にヴェルデグリーンで、2015年はクリールカイザーで勝っているから心強い。

2番手には、お得意の「中山はステゴ産駒」の法則を発動したいところだが、あいにくマイネルメダリストはすでに9歳、ショウナンバッハは2ケタ着順が続いている。ここはドリームジャーニー産駒のミライヘノツバサを指名する。後は牝馬でシングウィズジョイ、中山金杯2着のクラリティスカイに期待を託す。

寒風吹きすさぶ今の時期の中山は、いかにも勝負をしに来ているという感じがして格別の味わいがあるものだ。今週末はハードボイルドに強気で攻めてみよう。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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