究極の肉ブーム、次は「素揚げ鶏」がくる? 2017年は酉年だけに・・・

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次に料理法がシンプルであるがゆえに、ごまかしがきかず、調理の難易度を高いことが理由として考えられる。ご存知のように、鶏肉は精肉の中でも比較的足が速く、傷みやすい。少しでも古くなると、モノによっては臭みが出ることもある。

素揚げの場合、鶏肉を揚げて、塩で味付けをするだけなので、素材そのもの良しあしと鮮度が、ダイレクトに味に影響を与える。醤油やみりん、また、ニンニクやショウガなどの香味野菜などで下味をつける唐揚げの場合、ある程度のにおいをごまかすことができるのとは対照的なのだ。

逆に考えると、素揚げは、ごまかしがきかないが故に、鶏肉や揚げ油を吟味することが求められる、極めて贅沢な料理だということも言える。最近では流通技術も発達し、昔に比較すると新鮮な鶏肉が入手しやすくなった。このような環境の変化が、素揚げ店が再び増加してきた理由のひとつであることは間違いない。

対照的な老舗の素揚げ屋2軒

流通技術が今ほど発達しておらず、新鮮な鶏肉が入手しづらかった時代に、おいしい鶏の素揚げを提供することが極めて困難だったのは、容易に想像がつく。そんな困難な時代に創業し、今も変わらず大きな支持を受け続けているのが、先にも紹介した立石の「鳥房」と、自由が丘の「とよ田」だ。

「鳥房」は、もつ焼きの「宇ち多」や立ち食い寿司の「栄寿司」などを擁し、下町グルメの聖地と呼ばれる葛飾区立石の中でも、1、2を争う人気を誇っている。事実、夕方の開店時間前には、多くの人が列を作り、開店を今か今かと待ちわびる様子がみられる。

狭い店内では、チャキチャキの女性店員にオーダーを促される。この店では、ひとり半身の鶏一人前の注文するのがルールで、知らずに人数分以下の注文をしようとすると、思いっきり怒られるので注意が必要だ。ちなみに酔客は入店を拒否されることもあるので、訪問するときは一軒目に訪れたい。

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