2017年、世界の広告市場で何が起きるのか? ついに北米でデジタルとテレビが逆転する

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ゼニスの予測によると、広告支出に占めるモバイルの割合が増加するとともに、モバイルは広告支出の増加部分を実質的にすべて吸い上げるという。とりわけデスクトップ広告は、モバイル広告の急増と対照的に減少が見込まれている。

「詰まるところ、どこで広告支出が増えるのかを予想するには、どこで人々がもっとも長く時間を過ごすかを調べる必要がある」と、調査会社アルティミターグループのアナリスト、オマー・アクタル氏は語る。「この問いに対する答えは、ますますモバイルになりつつある」。

セクター別の世界広告支出の変化(2016年と2019年の比較)

ソーシャル動画の成長

ソーシャル動画は、予測されるモバイルの成長を牽引する主力になる。フェイスブックの「ライブ動画」からスナップチャットの「ディスカバー」まで、各プラットフォームは近年、動画プロダクトを強化しており、この傾向は今後も続くだろうと、調査担当者らは予測する。マグナによると、ソーシャル動画への広告支出は、2016年の約20億ドル(約2300億円)から2018年の80億ドル(約9200億円)に跳ね上がる見込みだという。

「モバイルの利用時間の多くはソーシャルにあてられるので、モバイル動画消費の高まりはソーシャル動画に恩恵をもたらすだろう」と、バーブロウ氏は語る。「私の予想では、ソーシャルプラットフォームが動画の推進に一層力を入れることも、ソーシャル動画消費が増加する一因になるだろう」。

米国におけるソーシャル動画広告支出の推移

Ross Benes (原文 / 訳:ガリレオ)

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DIGIDAY[日本版]編集部

2015年9月1日にローンチした「DIGIDAY[日本版]」を運営。同サイトでは米「DIGIDAY」が日々配信する最新のデジタルマーケティング情報をいち早く翻訳して掲載するほか、日本国内の動向についてもオリジナル記事を配信している。メディアジーンが運営

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