韓国ポスト朴政権で「反日」はさらに加速する 日韓関係が悪化してもトランプは気にせず?
慰安婦問題で圧力を強めていた朴政権が一転……
2016年11月23日、日本と韓国がGSOMIAに署名したニュースを受けて、韓国国内では協定に反発する市民のデモが続いている。
日韓の防衛情報を共有する基礎となるGSOMIAが難産であることは明らかだ。かつて李明博政権が2012年に締結を試みたものの、署名のわずか1時間前に日本側に延期を要請してきた、という事件が蘇ってくる。
韓国の朴槿恵大統領が側近の占い師に国家機密を漏洩し、大統領職にとどまることが難しくなるという強い逆風のなか、国内で強烈な抵抗に合うことがわかりきっているGSOMIAを必死に締結したのは、なぜなのか。
そこには明らかに、米国の力が働いていたとみるべきだろう。のちにも触れるが、中国との関係を犠牲にTHAAD(サード、高高度ミサイル迎撃システム)配備に踏み切ったこと、また国内にハレーションが起きることを承知で日本との日韓合意に踏み切ったことなど、いずれも従来の韓国であれば考えられない選択をしているが、その裏側に米国の世界戦略があるというのは、中国や欧米メディアでは頻繁に指摘される。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら