「ウソ記事対策」、米国ではどうなっているか グーグルとフェイスブックの取り組み
その一方で、フェイスブックは人々がポジティブかつパワフルな体験を得られるよう設計されている。そのため、ユーザー自身がハッピーでいられるのであれば、ニュースが偽であっても、ユーザーが大きく失望する可能性は低い。
「フェイスブックは人気な物を知るためのプラットフォームであって、信頼できる物を知るためのものではない」と、ネイティブアドプラットフォームであるネイティボのファウンダー兼CEOであるジャスティン・チョイ氏も語った。
問題の核心は別のところに
とはいうものの、いま皆さんが読んでいるこの記事も含めて、フェイスブックを「嘘八百の培養皿」(と呼んだのはフェイスブックの元ニュース・キュレーターだが)と批判するのはメディア業界だけに過ぎない。下記グラフによると、人々がこの1カ月半のあいだ、グーグルとフェイスブックに対してもつ印象がほとんど変わっていないことが分かる。
「ブランドへの印象に与える影響は、おそらく限られたものだろう。(偽のニュースをシェアしてしまう)問題のある人々は、それらのニュースに問題があるとは感じられないからだ」と、ニーマン・ジャーナリズム研究所の責任者であるジョシュア・ベントン氏は言った。
Ross Benes(原文 / 訳:塚本 紺)
DIGIDAY[日本版]の関連記事
Facebookが勝敗を分けた、史上初の米大統領選挙:トランプ勝利を生んだ大きな欠点
「Facebookは、ウソの培養皿になってしまった」:元キュレーションスタッフの告白
「メディアはトランプ報道をしくじった」:メディアウォッチャーのマイケル・ウルフ氏
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら