「クーポン男」は、やはりブラック彼氏だった 「コスパ命」も度を超えると結婚後が危ない

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結婚後、夫の手帳を見たら、デートのスケジュールとそれぞれにかかった金額、エッチの回数を書いて1回の単価を出していたというケースがありました。ドケチ系の男は、エッチ1回あたりいくらかかったか、という計算をしているのです。

交際中に、そんなドケチ系を見破ることができずにいると、結婚して妻が家庭に入った途端、夫は猛烈に財布の紐を締めてきます。

たとえば、「美容院に行くな」と言い始めます。洋服のショッピングもダメ。モラハラ系夫と同じですが、理由はまったく異なります。

モラハラ系の根底には、妻が綺麗になると浮気するからという束縛したい願望がありますが、ドケチ系は、結婚して家庭に入ったのだから、綺麗にするのはおカネの無駄と考えます。

どうせ自分とエッチするだけだから、俺が見た目を気にしないから大丈夫という考え。ドケチ系はセックスレスなんてまったく心配しないのです。

ドケチ系夫に悩まされてきた妻は、別居すると、とても綺麗に変身します。「こんな服を着たかったんです」「夫に文句を言われずにおカネを使えることが幸せです」と楽しそう。

夫から、家庭に入ったら地味にするものだと思い込まされてきた妻たち。毎日少しずつ刷り込まれていくので、反論のチャンスも見いだせなかったのです。

金銭感覚が近いことは非常に大切

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結婚生活において、金銭感覚が近いことは非常に大切です。結婚生活は、恋愛と違って、家事・育児といった日常生活の積み重ね。生活するにはおカネがかかります。そのひとつひとつの感覚が違うことで、精神的に追い込まれてしまったら、夫が浮気したのと同じくらい辛い毎日を送ることになるのです。

あなたがもし、貯蓄にこだわりがないタイプであれば、ドケチ系は避けたほうが良さそうです。まだ付き合い始めなのに彼氏がクーポンを出してきたら、「そこには行きたくないから、他の店が良い」とか「一緒にいる楽しさも割引される感じがして嫌」と言ってみてはどうでしょうか。

そのとき彼の反応が「あ、ごめん。他に行こう」「クーポンは使わないよ」というものであれば、付き合いを継続して様子を見ましょう。彼がクーポンのお得感を熱弁する場合は、かなり重症のドケチ系。おカネに対する自分のスタンスを考えて、結婚すべき相手かどうかを考えましょう。

<対処法>
クーポンを出した時、「他の店が良い」など、彼の希望と違うことを言って反応を見てみましょう。お得感を熱弁する彼は重症のドケチ系です。

 

堀井 亜生 堀井亜生法律事務所 弁護士

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ほりい あおい / Aoi Horii

1977年生。札幌市出身、中央大学法学部卒。一般民事、刑事、医療過誤、企業法務、著作権など幅広い分野を取り扱う。中でも離婚・男女問題の取り扱い実績が多く、この分野のスペシャリストとして活躍している。「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)のレギュラー出演を始め、「とくダネ!」、「ノンストップ!」、「笑っていいとも!」(いずれもフジテレビ系)などテレビ出演も多数。著書に『ブラック彼氏』(毎日新聞出版)。

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