ウィルコム、“料金格安”でスマホ本格参戦 PHS回線を利用するカード端末も投入

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経営破綻から約3年半、更生手続きを終えて7月1日にソフトバンクの連結子会社となったPHS事業者ウィルコム。3日に都内で行われた新商品発表会では、月々のパケット料金を1980円(加入から6カ月間)にしたスマートフォン専用プラン、さらに手持ちのスマホと接続してPHS回線を利用するカード型端末「だれとでも定額パス」などを発表した。

端末はスマホ2機種を発表、ソフトバンクグループのLCC(ロー・コスト・キャリアの略。本来は格安航空会社だが、この場合は格安携帯会社の意味)ならではのスマホを投入している。

宮内社長、復活ぶりをアピール

宮内謙社長(6月にソフトバンク副社長に就任)はプレゼンの冒頭、V字回復を続ける契約者数のグラフを指して、「ソフトバンクがウィルコムを引き受けた当時、専門家には『PHSはもう終わりだ』『復活しても一時的だろう』などと言われたが、今では毎月過去最高の契約数を更新している」とウィルコムの復活ぶりをアピールし、スマホへの本格参戦を宣言した。

「だれとでも定額パス」は手持ちのスマホとカードサイズの端末をBluetooth接続し、専用アプリを通じて、つながりやすく音声品質のよいPHSの番号・回線を利用した通話ができるサービスだ。料金は月額490円。「だれとでも定額」(ウィルコム同士は24時間通話無料、他社の携帯電話や固定電話へ1回あたり10分以内の国内通話が月500回まで無料)を利用する場合は別途980円が必要だが、他社ユーザーでも月1370円で通話し放題となる。「テストマーケティングの側面もあり、かなりチャレンジングな価格設定にしている」(執行役員・マーケティング本部長の寺尾洋幸氏)。

発表されたスマホはアンドロイドOSの2機種。「DIGNO DUAL 2(京セラ製)」は、同社初のPHSとソフトバンクのアンドロイド端末向けLTE(AXGP規格、グループのWCPが提供)に対応したモデルだ。OSはアンドロイド4.2を搭載した。おサイフケータイやテザリング機能(スマホを経由して、パソコンなどほかの端末をネット接続する)も備えている。発売は7月18日だ。「AQUOS PHONE es(シャープ製)」はPHSと3G回線に対応した。OSはアンドロイド4.1。非常にコンパクトでスリムな端末だ。発売は9月中旬となる。両社の端末ともソフトバンク向け端末の型を活用し、コストを大幅に低減しているという。また、9月上旬にはファーウェイ・ジャパン製のスマホ「STREAM」の投入も予定している。

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