服選びが下手な人は「自分の骨格」を知らない 「似合う」を知ればタンスの肥やしを減らせる

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タンスの肥やしだらけになるのは、自分の骨格を知らないからかもしれません(写真:voyagerix / PIXTA)
年齢や体型を意識して、何となく買ってしまった服や小物。しっくりこなくて、結局タンスの肥やしになった経験はありませんか?服を買うおカネや時間のむだを省いた「シンプルライフ」を実現したい女性から注目を浴びているのが、自分の体の個性を生かした服選びです。
3次元計測や衣服解剖学に基づき独自に調査・研究を重ね、「似合う」を理論化した「骨格スタイル分析理論」を提唱。『少ない服でも素敵に見える人の秘密 骨格で選ぶスタイルアップ術』の著書もある師岡朋子さんに、そのポイントを聞きました。

洋服を選ぶ際に最も重視すべきポイントは

デザインが気に入って買ったはずなのに、いつの間にか着なくなった洋服たち。そうなった理由の多くはずばり、似合わなかった、からではないでしょうか。そうした失敗を減らすために、洋服を選ぶ際に最も重視すべきポイントがあります。それが「骨格」です。

やせている/ぽっちゃりしている、背が高い/低い、胸が大きい/小さいといった、後から変化することもある「体型」とは異なり、骨格は「生まれ持った体の個性」です。

筋肉や脂肪は、成長など体の変化に伴って推移しますが、骨は太りません。また約200個の骨で構成されている骨格は、同じ身長・体重であっても、人によって特徴が異なります。その個性を生かすベストな「形・素材・着丈・柄」を選べば、年齢や体型、センスに関係なく、たちまちスタイルアップして見えるのです。

「骨格スタイル分析理論」では、生まれ持った骨の特徴から診断するので、タイプが変わることは一生ありません。自分のタイプのファッションルールを覚えれば、ずっと活用できます。これは老若男女を問いません。Tシャツやニット、パンツ、バッグや靴、アクセサリーにいたるまで、骨格タイプごとに似合う形や素材がそれぞれあります。

親子や姉妹でも骨格タイプが異なる場合もありますし、身長・体重が近いのに似合う服が異なるのは骨格タイプの違いが原因です。また正反対の体型に見える人同士が、実は同じタイプということもあります。

骨の特徴や肌の質感を見て、触って、他人と比べて自分の個性を理解していく。「骨格スタイル分析理論」を学ぶことで、コンプレックスが気にならなくなったり、いままで気づかなかったチャームポイントを発見できたりします。ファッションが大好きな人も、センスに自信がない人も、一生使えるおしゃれ理論としてぜひ活用してみてください。

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