欧州式で本当に育児時短問題を解決できるか ガラパゴス化している、日本の女性活用【第5回】

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ただし、こうしたやり方は業種や業務などにより、適合しない場合も多い。「同一労働同一賃金」などは理想だが、現状の多くの企業ではいきなり導入は難しいだろう。しかし、短時間労働を本当に成功させるためには、エス・アイ社のように「同じ働きなら同じ賃金」「1人当たりの仕事量を減らす」などの抜本的な仕組み作りが必要となる。

さらに、欧州のような価値観、考え方、アプローチなどを日本に取り入れていくことも可能性としてはある。ただし、日本が欧州のような高負担を受け入れたり、「仕事より生活を」と休日に大型店が閉店することなどは現状では考えにくい。「同一労働同一賃金」「仕事より生活重視」「高負担」「休日の商店閉店などの不便さ」――こうした変化を受け入れないで現状のまま、多くの女性が育児時短を長期で取得することは、やはり難しいと考えるのが現実的だ。そうするとこれまでとは「別の道」を模索する必要がある。

次回は最終回として、本当に女性が働ける環境となるにはどのようにすればよいのか、筆者の考えをご紹介したい。 



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パク スックチャ アパショナータ代表&コンサルタント

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パク スックチャ

アパショナータ代表&コンサルタント ダイバーシティ(多様性)/ワーク・ライフ・バランス 日本生まれ、韓国籍。米国 ペンシルバニア大学経済学部BA(学士)、シカゴ大学 MBA(経営学修士)取得。米国と日本で勤務後、日本で米国系運輸企業に入社。同社にて日本・香港・シンガポール・中国など、太平洋地区での人事、スペシャリストおよび管理職研修企画・実施を手がける。2000年に退社し、日本で最初にワーク・ライフ・バランスを推進するコンサルタントとして独立。企業での社員の意識改革、働き方改革及び教育研修に携わる。同時に、米国とアジアに精通したグローバルな経験を生かし、ダイバーシティ(多様性)推進に力を注ぐ。企業にもメリットをもたらす手法で進める在宅勤務導入コンサルティングで成功実績を出し、企業での在宅勤務(テレワーク)も専門とする。著書『アジアで稼ぐ、「アジア人材」になれ!』(朝日新聞出版)、『会社人間が会社をつぶす−ワーク・ライフ・バランスの提案』(朝日選書)など。 http://www.worklifebalance.co.jp/

 

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