小池知事を襲う「ハネムーン期間終了」の衝撃 地元・豊島区で火種がくずぶっている

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小池氏本人は、この100日というハネムーン期を「もうとにかく怒濤であれ何であれ、いろいろな課題を、まず種まきを」する期間としていた(撮影:尾形文繁)

小池百合子氏が東京都知事に就任して、まもなく100日になろうとしている。一般に新政権の発足後の100日間は、メディアが批判の報道を控えるために「ハネムーン期間」と言われるが、それが終わるとスキャンダルなどが次々とあぶり出さる。いまだ高支持率を維持する小池都政だが、そのジンクスから逃れることができるのか。

その前兆が見られたのは、10月28日にフジテレビ系で放送されたお昼のワイドショーだった。小泉純一郎元首相を秘書として長年支え、現在では安倍晋三内閣の内閣官房参与を務める飯島勲氏が出演し、小池批判をぶちまけたのだ。

飯島参与がぶちまけた小池批判

「まったくプロでも何でもないとりまき、アジテーターみたいな、学者かなんだか知らないが外部委員会。自分が知事になったんだから、都の職員から事情を聴けばいいんじゃないか」

「過去の知事の責任を問うて悪の権化にするのではなくて、自分が知事なんだから、過去の不祥事を負わなくてはいけない。落とし所がまったくなく、責めるだけ。理解不能。これでは政(まつりごと)にならない」

飯島氏の口から次から次へと、小池知事の政治手腕に対する辛辣な言葉が飛び出した。とりわけ豊洲新市場の盛り土問題が発生した当時の石原慎太郎知事の責任について、飯島氏は「今の知事が負うべきだ」と断言。「小泉が厚生大臣の時だ。ダイオキシン問題は全然関係なかった。岡光事件(岡光序治元厚生事務次官が、老人保健福祉部長時代に彩福祉グループに対して特別養護老人ホームの補助金交付の便宜を図り、その見返りに賄賂を受け取った事件)は大臣に就任する前の事案だ。しかし厚生大臣として全部自分が責任をとると言った」と、かつてのボスを例に挙げて小池知事の手腕を皮肉った。

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