カシオ「Gショック」が迎えた“第2次ブーム" 97年の販売ピーク超えが目前に

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カシオの営業利益、8割超を稼ぐ腕時計

カシオの12年度の腕時計事業は売上高1000億円、営業利益170億円。会社全体でみると売上高の33%、営業利益では実に85%も占める稼ぎ頭だ。15年度には時計事業で、売上高1500億円(12年度比50%増)、営業利益300億円(同76%増)という目標を掲げる。

樫尾和雄社長は、「腕時計はGショックの高いブランド力を軸に展開していく」と、海外でのさらなる成長をもくろむ。ASEANや中東など、これまで手薄だった地域での販売・マーケティングにも力を入れていく方針だ。Gショックが迎えた“第2次ブーム”に、さらに弾みをつけられるか。カシオの浮沈も左右する重要な要素である。

島 大輔 『会社四季報プロ500』編集長

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しま だいすけ / Daisuke Shima

慶応義塾大学大学院政策メディア研究科修士課程修了。総合電機メーカー、生活実用系出版社に勤務後、2006年に東洋経済新報社に入社。書籍編集部、『週刊東洋経済』編集部、会社四季報オンライン編集部を経て2017年10月から『会社四季報』編集部に所属。2021年4月より『会社四季報プロ500』編集長。

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