サムスン「ギャラクシーS4」、日本攻略の成算 李英熙・副社長に聞く
「端末の形はどんどん変わっていく」
――グーグルのメガネ型端末「グーグル・グラス」が話題になっています。スマートフォンの先にある端末をどのように考えていますか。
機能を提供する端末の形はどんどん変わっていくでしょう。メガネ型だけでなく、ウォッチ型にもなるし、ジャケット型にもなるかもしれません。靴に埋め込まれても不思議ではありません。サムスンではこうしたさまざまなデバイスの間でデータを共有するコンバージェンスの時代になると考えており、他社に先駆けて研究開発をしています。
しかし、そうした時代にもスマートフォンはますます重要になります。すべてのクラウドサービスをコントロールする役割になるでしょう。ポスト・スマホではなく、ハブとしてますます重要になると思います。
――最後の質問です。アップルが昨年9月、iPhone5を発売した際、米国では「The next big thing is already here(アップルの最新機能はすでにサムスンが実現している)」という宣伝をしましたよね。日本でも同じような比較広告を打つ予定はありますか。
米国では直接的な比較広告が好まれます。法律でも社名を挙げて比較することが許されています。事実に基づいた広告を行ったので、サムスンはクールな先端製品であるというポジショニングができました。日本の場合、お客さんが求めているのはそういうコミュニケーションではないと思うので、日本人の好みにあった形で広告展開していきます。
(撮影:尾形 文繁、風閒 仁一郎、鈴木 紳平)
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