これを可能にしているのが店舗設計の巧みさだ。店舗は1階で、一目でわかる白いテントに「串カツ田中」と書かれた目立つ看板を掲げる。間口を広くし、入りやすい雰囲気を作っている。家賃の安い立地に加え、出店時の初期投資も、2500万円程度に抑えている。
オペレーションも「職人のいらないコックレス」で、徹底して業務の均一化・簡素化を図ってきた。これによって、売り上げが少々落ちても、アルバイトのシフトを組み直すことで人件費のコントロールし、利益を確保する仕組みとなっている。
苦難の連続だった業態開発
ただ、外食業界ではヒット業態がでれば、すぐに追随して類似する業態を展開する同業他社が現れる。その場合、串カツ田中がほぼ手付かずとなっている山手線内側や、まだ手薄なビジネス街、ターミナル駅付近、商業ビルといったエリアが焦点となりそうだ。「既存の競合に加えて来年、再来年には不採算店対策として、串カツに業態転換で参入してくるチェーンも出る」(いちよし経済研究所の主席研究員・鮫島誠一郎氏)。
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