中小企業の海外リスクをカバー、AIUが新保険 簡単な手続きで多くの国との取引に対応

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あくまで想定例だが、「売上高20億円の電子機器メーカーで、年間の延べ海外出張20回(機器の搬入設置などはなし)、年間の延べ海外レンタカー利用20回、アジア向け輸出3億円」、カバーする補償の範囲を「施設・業務遂行の賠償責任、生産物の賠償責任、レンタカー等の賠償、使用者賠償、従業員の不正行為、政治的理由による輸出不能、海外危機管理対応費用」とした場合、年間の保険料は78万円になる。

中小企業の海外進出にきめ細かく対応する保険を狙う

ここ数年、中堅・中小企業の海外進出が勢いを増しているが、これまで損保会社はきめ細かい対応ができていたとは言いがたかった。

今回、AIUでは日本事業の法人化に際して、新たな商品開発のためのプロジェクトチームを社内に設置。第1弾として生み出されたのが中堅・中小企業向けのWorldRiskだ。

また、姉妹商品として手続きを簡便にした外航貨物海上保険「CargoLITE」も同時に発売した。さらに2013年度の上半期中には、中小企業向け商品の全面刷新とともにiPad上で契約手続きができる仕組みを導入する。

岡田 広行 東洋経済 解説部コラムニスト

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おかだ ひろゆき / Hiroyuki Okada

1966年10月生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1990年、東洋経済新報社入社。産業部、『会社四季報』編集部、『週刊東洋経済』編集部、企業情報部などを経て、現在、解説部コラムニスト。電力・ガス業界を担当し、エネルギー・環境問題について執筆するほか、2011年3月の東日本大震災発生以来、被災地の取材も続けている。著書に『被災弱者』(岩波新書)

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