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「100歳まで死ねない」時代、一流はこう働く 「ワーク・シフト」の著者が教える人生戦略

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  • 塩野 誠 経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO
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そういう人生で見えてくるのは、ひと昔前のビジネスパーソンが引退していた年齢に達しても、若々しく、学び働き続ける自分の姿だろう。余暇時間はレクリエーション(娯楽)のために「消費」されるのではなく、新しいチャレンジへのリ・クリエーション(再創造)の時間として、「投資」に回されるようになる。

会社を退職して、気づいたら家族とつながりがない、友だちとつながりがない、地域とつながりがない、趣味もない、という人生でいいのか。引退後の人生が短いときは、それでもいいのかもしれない。労働のステージで必死に働き、きちんと貯蓄をしていれば、おカネの面では余生は安泰かもしれない。しかし、引退後を、公園や図書館、テレビの前でひとりで過ごすには、人生はあまりに長い。

おカネはもちろん大事なものだが、長い人生で大事なものはそれだけではない、と著者は言う。有形の資産だけでなく、無形の資産の蓄積もまた大事だと説く。無形の資産の内容については、本書を参照してほしいが、友だちや家族との関係も貴重な「資産」であり、きちんとしたメンテナンスをしないとすり減っていく、というのだ。

個人の多様性にどう応じるか

私の仕事は経営コンサルタントであり、企業経営者の方と話す機会が多い。そうした経験から言うと、本書は人事制度や組織設計にたずさわる企業のマネジメント層や人事部が、長期的な視野に立って個人のキャリアや働き方を考える際の良いレファレンスブックになるだろう。

長寿化と同時に人口減少も進む日本では、多様で優秀な人材を惹きつけることが企業の死活問題となっている。企業は働き方改革を進めたいだろうが、大企業の役員の顔ぶれはまだまだ「オールドボーイズクラブ」だ。これから多様な人材を迎え入れるために、まずは自社の多様化から進めたい。

とはいえ、企業が旧来のシステムから脱却することは難しく、多様性を求める個人とは、最初はどうしても摩擦が生じるだろう。100年ライフの時代には、個人と企業の間で、産業革命期に匹敵するほどのコンフリクトが生じるだろうと、本書の著者たちも述べている。

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【日本企業のオープン・イノベーション】

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