東京ディズニー、2770万人目標は慎重すぎる

30周年効果大きく、入場者数は上振れ必至

東京ディズニーランドで4月15日からスタートした新パレード「ハピネス・イズ・ヒア」の一幕

3月に期末を迎えた前2012年度は、年間入場者数が2750万人と過去最高を更新した東京ディズニーリゾート(TDR)。

今13年度はTDRを構成するテーマパークのひとつ、東京ディズニーランド(TDL)が1983年に開業してから30周年の記念イヤーに当たる。年間を通した記念イベント効果で、入場者数も業績もさらなる大幅更新が期待されているが、運営会社であるオリエンタルランドが発表した計画は、きわめて慎重な内容となっている。

30周年の今13年度は大幅な集客増が期待されるが…

オリエンタルランドは4月26日、前2012年度(12年4月~13年3月)の決算と同時に、今13年度(13年4月~14年3月)の業績見通しを発表した。

前2012年度のTDR入場者数は2750万人となり、25周年イベントで盛り上がった08年度の2722万人を4年ぶりに更新。東京ディズニーシー(TDS)の新アトラクション「トイ・ストーリー・マニア!」の新開業(12年7月)や、両パークで季節ごとに行っているハロウィーンなど「スペシャルイベント」が集客に貢献した。この結果、オリエンタルランドの12年度業績は、売上高は08年度以来4年ぶり、営業利益は11年度に続いて、それぞれ過去最高を更新した。

これに対して、TDL開業から30周年となる今2013年度は、4月15日から来年3月20日まで340日間にわたって記念イベント「ザ・ハピネス・イヤー」がTDRの両パークを挙げて開催される。

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