生保の営業は「旧体質」から脱却できてない 覆面座談会で生保レディが実状を明かす
新人育成改革の効果、現場の感覚は
――ここ数年、大手生保各社は、教育体制の強化を図っていると発表していますが、現場の感覚はいかがでしょうか。新人育成の改革の効果を感じますか。また、辞める人は減ったでしょうか。
Aさん:当社では新人の査定を緩和して、新人が仕事を継続しやすいような工夫をしています。たとえば小型の0・5件カウントの契約を1件という扱いにして、給与や査定条件をクリアしやすくしています。実際に、辞める人はここ最近減っています。
Bさん:うちではこの4月から、旧人が自分の契約を新人と同行営業して成績を折半すると、旧人に1万円が入るという施策を取っています。古い人たちの契約フォローを新しい人たちにも担ってもらうということだと思います。それで、確かに辞める新人は4月から減り、旧人たちも、施策で給与が増えた人もいます。でも小型契約で折半すれば1万円というのは、多すぎると思うけど。
Cさん:支社長が採用強化の方針を取ったことで新人層が増え、活気が出ました。

















