みずほFG、信託の差別化戦略とは みずほ信託銀、中野武夫・新社長に聞く

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

スキルよりも意識を変えることが大事

――「ワンみずほ」は顧客ニーズとも合致していますか。

みずほ銀の副頭取だったとき、支店長以下には「みずほ銀の支店長としてではなく、グループを代表する意識で顧客と接しろ」という話をしました。顧客の金融ニーズをすべて受け止め、「私の仕事じゃない」とは言いません。その場で対応できなければ、グループの信託や証券のプロを紹介すればいい。

もちろん選ぶのはお客様。ほかの信託や証券からの提案より劣るなら仕方ないですが、一体提案の姿勢は(ほかの金融機関との)違いになると思います。後はそれぞれの金融法人がいかに専門性を磨くかでしょう。

みずほFGの佐藤社長とともに「ワンみずほ」を実現するのが、私の役割です。グループ社員のスキルの問題よりも、意識を変えることが大事。それができれば、みずほは大きく変わると思います。

(撮影:今井 康一)

並木 厚憲 東洋経済 記者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

なみき あつのり / Atsunori Namiki

これまでに小売り・サービス、自動車、銀行などの業界を担当。テーマとして地方問題やインフラ老朽化問題に関心がある。『週刊東洋経済』編集部を経て、2016年10月よりニュース編集部編集長。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事